時計台広場

博物館について学ぶ

Vol.2

博物館の湿度管理

2014.03.27

博物館の展示物は、紙や織物、金属などさまざまな材質でできています。その材質によって違いがありますが、湿度の影響は大きく、湿度が高いとカビや錆を、湿度が低いと乾燥や収縮による被害が生じます。これを防ぐために博物館では湿度管理が重要な仕事となります。展示室や収蔵庫の環境をできるだけ一定に保ち、急激な温湿度の変化を避けなければなりません。
ところが時計台には教室並みの冷暖房設備しかなく、1年を通じて、あるいは1日をとってみても昼と夜で温度は変化し、一定の温湿度を保つことができません。
そこで展示ケースを密閉し、調湿材を入れて、できるだけ一定の環境に保つようにしています。湿度は温度に相対して変化します。気温が高くなれば相対湿度は下がります。これに対して、調湿材は自ら呼吸しながら展示ケース内の湿度が高くなると湿気を吸収し、空気が乾燥すると湿気を放出します。この調湿材は希望する湿度に調整が可能です。本館では紙や写真、織物を展示することが多いため、ケース内をほぼ55%の湿度となるように調整しています。

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