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2018年6月4日 (月)〜7月21日 (土)
ポスターでたどる戦前の新劇

展示概要

 1949年に設立された演劇鑑賞団体・大阪勤労者演劇協会(大阪労演)は、戦後関西の演劇公演に大きな役割を果たしてきましたが、時代の情勢によって運営に困難を来すようになり、2007年に解散しました。 それに際し、関西学院大学では同会が所蔵する演劇関係資料の散逸を防ぐべく資料群を一括して受贈しました。その資料の整理・調査研究を進め、2011年に「戦後演劇の世界 大阪労演とその時代I 1949-1959」展、翌年に「新劇、輝きの ’60 年代 大阪労演とその時代II 1960-1969」展を開催しました。

 今回は、第3弾として大阪労演が保管してきた演劇資料のなかから、選りすぐりの新劇上演ポスターを展示します。1920年代以降に東京と関西で生まれ、消えていった新劇劇団の上演ポスターを一堂に集め、大正から終戦直後にかけての新劇の盛衰をたどります。なかでも新劇運動の橋頭堡として1924年に開設された築地小劇場の第1回公演のポスターや、1935年に結成された関西新劇の中心的存在であった大阪協同劇団のポスターは貴重です。
 また、戦前の演劇運動であるプロレタリア演劇にも焦点をあて、関連する劇場や劇団の公演ポスターも紹介します。力強いタッチのポスターからは、演劇の力で社会の変革を目指そうとした劇団員たちの熱い想いや、戦前の雰囲気を色濃く読み取ることができます。

 そして、1939年に開催された関西学院劇研究会15周年記念講演のポスターや、同窓会や運動部(現・体育会)が東京の劇団を招致し、原田の森校地にあった旧関西学院講堂で上演された際のポスターなど、関西学院と新劇との繋がりを示すポスターも出品します。
 これらのポスターを通して新劇史の流れを概観するとともに、新劇から見た「大正」「昭和」の時代をふり返ってみたいと思います。

展覧会名
ポスターでたどる戦前の新劇
会 期
2018年6月4日(月)〜7月21日(土) 開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
会 場
関西学院大学博物館(時計台2階展示室)
休館日
日曜日
入館料
無料
後 援
西宮市

見どころ

『海戦/白鳥の歌/休みの日/狼』 築地小劇場 1924年

『十二月/小暴君』 築地座 1933年

図録のご案内


価格:¥800(税込)

《開催記念講演会》
「戦前の新劇、戦争下の新劇、戦後の新劇、そして今」
   講師:菊川 徳之助 氏(演出家・元近畿大学舞台芸術専攻教授)
   日時:2018年6月23日(土)13:30〜15:00
   会場:西宮上ケ原キャンパス 大学図書館ホール
   ※申込不要・聴講無料